2024.05.01 道玄坂69

2024年5月1日(水)東京キネマ倶楽部
道玄坂69 7th ワンマンライブ「道玄坂的アイドル」

この日は生憎の雨でした。
しかもガッツリと本降り、水分を含んだ空気が重くのしかかります。

担当者は東京キネマ倶楽部に入るのは初めてでした。
少し古めかしいビルの中に東京キネマ倶楽部は入っています。

中に入ると、大正・昭和を感じる趣のある装飾。
らせん状の階段を降りるとホールが広がります。

開場されて間もないのに、たくさんの人がホールに集まっていました。
みなさんこの日を楽しみにしていたのですね。
前売りの枚数限定のチケットは全てSOLD OUTしたそうです(追加分も含む)

「目標500人動員」を掲げてワンマンライブの広報活動に力を入れていたメンバーたち。
書泉グランデにもワンマンライブのポスターやフライヤーを持参で何度もご来店くださいました。
このワンマンライブにどれだけの気持ちが込められているか担当者にも多少は伝わっているつもりでしたので、その気持ちを見届けに来ました。

今回のワンマンライブでメンバーの朝日奈いちごさんと田中ぴあさんが卒業、神崎ゆまさんが活動休止されるということ。
不安と心配と期待と希望が溢れて言葉にならない気持ちは、メンバーだけでなくファンの方たちも同じ気持ちなのかもしれません。
だからこそ、このライブは見届けないといけない気がしました。
同じ気持ちの人がたくさんいたらいいな、と思います。

開演と同時にメンバーが入って・・・きたかと思ったら・・・

入ってきたのは、メンバーの朝日奈いちごさんと旧メンバーの3人!!
(希崎りこさん、成海ゆづさん、小鳥遊ひなさん)

4人で『言っちゃダメだ』を披露。
フロアに立ち込めていた水分を含んだ空気が熱気に変わります。

次の曲で現メンバーも入って10人での『クリームソーダとcherry』
ワンマンライブならではのレアな光景です。
わちゃわちゃしながらなかなか経験できないこの時間をみんなが楽しんでいるようでした。

続いて、道玄坂69さんが所属されているレーベル、リネシックス所属グループのメドレー

この日で卒業される朝日奈いちごさんは1期生、リーダーとして、5年間ずっと道玄坂69を支えてきました。
担当者個人的な印象になりますが、朝日奈さんはリネシックスさんの中でもリーダー的な、みんなを見守るお姉さんのような、頼れるボス的な(ちょっと違う)・・・
みんなのリーダーがみんなの曲を歌う、とくにLOVE IZ DOLLさんの曲を最後にもってきた時に担当者の中で小さな感情が沸いてきました。

リネシックスさん主催のライブで道玄坂69さんがステージに立つとLOVE IZ DOLLメンバーさんがフロアに来て、横に並んで見学をしながら小さくダンスの振りコピをしていたり小さく口パクで歌っていたりしているのを見かけた事があります。

本当に仲が良くて本当に好きや憧れや尊敬がないとできない事だと思います。
最後に歌ったのは、その気持ちはお互いにあったからでしょうか、片方の気持ちだけでは成立しないだろうと感じました。

とっても仲良しなふたり とっても仲良しなふたり

朝日奈いちごさんと田中ぴあさんが卒業して、新体制のメンバーは、
野苺れみさん、天宮みすずさん、濡田まなさん、宇佐美みおんさん、神崎ゆまさん(活動休止)
この中で、天宮さん、濡田さん、宇佐美さんは新メンバーです。
7人でステージに立つことも一緒に歌う事も最後となります。

その中でも新メンバーさんはずっと笑顔でしっかり歌い、笑顔で踊り、手を振りファンサを送ります。
とても大きく頼れる存在となったに違いありません。
その証拠に、フロアには7色のペンライトがたくさん振られています。
ほとんど色に偏りなく、フロアはカラフルな光が溢れていました。

新曲も披露され、新衣装もお披露目され、これからの道玄坂69への期待は大きくなるばかりです。
フロアのファンの方の熱量も維持されたままライブは後半へ入ります。

時々、田中さんが泣きだし(まあまあ泣いていた)「辞めるのやめよう???」と後ろ髪をひかれるほど、1曲1曲で新メンバーの成長、ファンの方のあたたかさが伝わるライブです。
(田中さんはその都度みなさんに笑顔でなだめられていました)

曲は『H-ERO』、『毒針』、『HIKARI』とお馴染みの曲が続き、フロアは最高潮に盛り上がったところで一旦終わります。

「あぁ、ここでどこのライブでもよくあるアンコールのコールが始まるんだなあ」
アンコールのコールはアイドルグループさんによって様々です。
「アンコール!」やグループさんの名称だったりが一般的です。

「えーんちょー!(延長)」「アッソレ!」「えーんーちょー!(延長)」「アッソレ!」

聞こえてきたのは「延長」の呼び声、「延長」は初めて聞きました。
道玄坂69さんはコンセプトも他にはない個性があり、その個性はブレる事もありません。
本当に面白さが尽きないグループです。

延長(アンコール)では、新曲を歌い、最後の最後は今回のワンマンライブのタイトルでもある『道玄坂的アイドル』
道玄坂69さんのコンセプトソングのように感じています。
ワンマンライブのタイトルにも使われるように、とても大切な曲の1つなのでしょう。
担当者は最後に歌ってくれてありがとうの気持ちになりました。

曲が終わり、メンバーさんが次々にステージから降りても朝日奈さんと田中さんは、今までの感謝を伝えるかのようにフロアや上階席にずっとずっと手を振り続けました。

そして最後の最後、田中さんが「ねぇねぇ、いちちゃんの夢は叶った?」と朝日奈さんに聞くと

 

「私の夢はとっくに叶っていたよ」

と答えてステージを降りました。

 

本当に本当に素敵なワンマンライブでした。

神崎さんが活動休止になってしまいますが、野苺さん、天宮さん、濡田さん、宇佐美さんが道玄坂69を支えて守っていってくれると信じています。
今回のワンマンライブを見て、きっとこのメンバーなら大丈夫だと確信しています。
5年が過ぎ、6年、7年とまた大きくなっていくことを願います。

朝日奈さん、田中さん、ご卒業おめでとうございます。
たくさんの笑顔と夢を見させていただきました。
これから違う道をすすまれたとしても形は変わったとしても、担当者はずっと応援しています。

 

道玄坂69さんメンバーさん、運営さん、スタッフさん、そしてファンの方々、お疲れ様でした。

とてもたくさんのファンが集まってあたたかな空間でした! とてもたくさんのファンが集まってあたたかな空間でした!