西洋中世学会書店@書泉グランデ開催!
西洋中世史の魅力を、毎月お届け!
毎月、西洋中世学会編『西洋中世文化事典』の執筆者や会員らが、特定のテーマに従った選書に基づく棚を、3階「ヒストリ屋-dasSchloss」にご用意します。
その棚に合わせて対象となる書籍をNewsPicks上で紹介し、選書担当者2名が関連するエッセイを週替わりで投稿します。「ヒストリ屋」では、書籍現物を手にとりその場で購入できるだけでなく、推薦者のコメントをまとめた冊子も配布されます。
きっかけとなった、『西洋中世文化事典』西洋中世学会編/丸善出版)の発売は2024年末の大きなインパクトでした。
中世ヨーロッパ1000年の歴史を最新の知見で紹介、これは現代の我々が享受する多くのポップカルチャーの源泉ともとらえられています。
同書ではいわゆる「西ヨーロッパ」だけでなく、北欧、中・東欧、イスラーム圏にまで広げ、周辺海域やアフロ・ユーラシア世界まで視野に入れているのが特徴です。2章「ロシア」「オスマン帝国」、7章「ユーラシアの草原地帯から」、11章「東スラヴの言語文化」、12章「ユーラシア的展望」など読み応えがあります。
発売してすでに半年をこえた本書ではありますが、当店ではいまだに売れ続けており、西洋中世に触れる読者やクリエイターにいかに重要なものであるかがうかがえる証左になっております。
ですが、それだけでなく、
『西洋中世文化事典』を楽しむ!!
ということで、前述のように『西洋中世文化事典』の編集委員や執筆者たちが、事典制作にまつわる様々なお話や事典をもっと楽しむ読み方を紹介する記事が、Newspics様では記事が連載されておりますが、弊社ではそれと並走する形で、「西洋中世学会書店@書泉グランデ」を開催しております!
半年間、棚は以下のテーマで展開!
6-7月 暴力の中世
選者:白幡俊輔(流通科学大学)/紺谷由紀(大阪公立大学・学振PD)
7-8月 ゲルマンの精神
選者:山本潤(東京大学)/小林繁子(新潟大学)
8-9月 死体
選者:小池寿子(國學院大學)/井上周平(立教大学)
9-10月 魔術
選者:大橋喜之(翻訳家)/ヒロ・ヒライ(東京大学)/中西悠喜(大阪大学)
10-11月 ヴァイキング
選者:小澤実(立教大学)/松本涼(東海大学)
11-12月 アーサー王
選者:小宮真樹子(近畿大学)/図師宣忠(甲南大学)
お楽しみに!