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2014.08.01

超常現象担当高松の「超常と現(うつつ)の間(はざま)」 第六回「みんな大好き、軍艦島」

「軍艦島全景」
軍艦島のすべてがここに!万難を排して手に入れたい1冊。

端島をご存知ですか。

長崎県、野母(のも)半島の海岸から約4km離れた海上に浮かぶ、周囲1.2kmにもおよぶ半人工の海上炭鉱遺構です。

その外観が、海に浮かぶ軍艦に似ていることから「軍艦島」という名称で親しまれ、群馬県の富岡製糸場と並ぶ、産業遺産の代表的な存在と言えます。

日本最古の鉄筋コンクリート造アパート、島の人々の精神的支えとなった「端島神社」「泉福寺」、建造当時(昭和中期ごろ)では国内最高層の7階建て巨大小中学校など、風雨に晒されつつもいまだ数多くの建造物が残っています。

そんな軍艦島を隅から隅までなめるように鑑賞したい方には、『軍艦島全景』(三才ブックス刊)がおすすめ。

全島マップと、現存する建物すべての配置、写真、簡単な解説が1冊にまとまっています。通して読めば、まるで軍艦島を実際に散策しているかのようなめくるめく体感を与えてくれます。

また、『軍艦島全景』の解説を書いた黒沢永紀さんの『軍艦島入門』(実業之日本社刊)では、軍艦島や各施設の歴史、軍艦島の現在について、更に詳しく書かれています。軍艦島の歴史や背景をもっと知りたい方にはこちらもおすすめです。

言葉はいらない、軍艦島のありのままが見たい、そんな方には次の2冊はいかがでしょう。

高波が覆う台風直撃の瞬間、霧に包まれた幻想的な島、静寂に沈む夜の建造物などを命がけで撮影した、写真家柿田清英さんの『軍艦島超景』(三才ブックス刊)。

記録を目的としてレンズを向けているうちに、「固有の表情を見せ始め」、「あたかも遺構や建物が生命(いのち)を吹き返してくるようだった」という、写真家酒井透さんの『未来世紀軍艦島』(発行:ミリオン出版、発売:大洋図書)。

どちらも私たちが知らない、軍艦島の様々な表情を教えてくれます。

最後に女子目線からの軍艦島の本を1冊。

写真家兼保育士の前畑温子さんの産業遺産愛(?)に満ち満ちた『女子的産業遺産探検』(創元社)です。

本書は湊川隧道(兵庫県)や志免炭鉱立抗櫓(福岡県)といった全国の産業遺産を、「行きたい!」「見たい!」の熱情で訪れたフォト・ドキュメンタリー。ワンショットに前畑さんの気持ち(産業遺産愛?)を感じる優しい本です。

この中で2度、軍艦島を訪れた前畑さんは、その両方で人生の転機を迎えることに。その顛末は、ぜひ本書をお読みください。

「軍艦島」。日本にありて、なお遠き所。

・・・軍艦島を想う時、きっと誰もが願うのが、島のほぼ中央にある「地獄段」(『軍艦島全景』p116)を一息に駆けあがることではないでしょうか。私もその一人です。しかしそれはあまりにも儚い願い。ならばせめて叶うまでは「SIREN2」(PlayStation2専用ソフト・ソニー・コンピュータエンタテインメント)の冒頭シーン(「夜見島」に漂着した主人公の目の前には、夢にまで見たあの「地獄段」が!)を繰り返し、繰り返しプレイし続けることで、自分を慰めたいと思います。

ところでもし、土着ホラーアクションゲームの傑作「SIREN2」を未プレイの方がいましたら是非。大いなる謎と恐怖を秘めた「夜見島」を彷徨うのもまた、もうひとつの軍艦島体験なのかもしれません。

《コラムで紹介した商品》
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『軍艦島全景』
価格:2,300円+税
発売:三才ブックス

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『軍艦島入門』
価格:1,800円+税
発売:実業之日本社

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『軍艦島超景』
価格:2,200円+税
発売:三才ブックス

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『未来世紀軍艦島』
価格:3,500円+税
発売:大洋図書・発行:ミリオン出版

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『女子的産業遺産探検』
価格:1,400円+税
発売:創元社

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『SIREN2』
発売:ソニー・コンピュータエンタテインメント
※こちらはゲームソフトになります。書泉での販売はしておりません。ご了承ください。