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2014.05.11

超常現象担当高松の「超常と現(うつつ)の間(はざま)」 第二回「女子と男子のマニマニ」

「アウト・オン・ア・リム」
世界中の女性と、そして男性にとても大きな影響を与えた作品です。

お英さんをご存知ですか?

明治6年(1873)、うら若き16歳にして信州松代からはるばる群馬の富岡製糸場まで旅立ち、殖産興業の現場を支える1人として、一身に生糸をとり続ける女性がいました。
名を和田英(旧姓・横田)さんといいます。

当時、日本の重要な輸出品のひとつが生糸でした。その性質向上と良質な生糸の量産のため群馬県富岡市に建てられたのが、最新の蒸気機関による洋式器械製糸工場・富岡製糸場です。
今も現存する、その富岡製糸場の主力を担ったのが、お英さんをはじめとする日本全国の女性たちでした。

後年お英さんは、工場に行くことになった経緯や、富岡での暮らし、何を食べ、何を学び、どんな事で悲しみ喜んだのかを「富岡日記」(みすず書房刊)として書き残しています。

出立する日に姉から贈られた短歌の餞別、初めての糸とりを教えてくれた女性と姉よ妹よと仲睦まじくその後も手を取り合って行き帰りしたこと、夏の夜、盆踊りを披露したら事ある毎に芸として求められてへきえきしたこと、祖父の病気平癒の為に神社へ参拝したことなどが、奥ゆかしくも生き生きと描かれています。

明治初期の女性の心情をありありと表現した「富岡日記」ですが、現代の女性の悩み、特にスピリチュアルのジャンルにおいて世界中の人々に大きな影響を与えた1人といえば、何といってもシャーリー・マクレーンさんでしょう。

彼女の代表作「アウト・オン・ア・リム」(角川文庫)は30年以上たった今も世界各国で読まれ続けています。

男性との恋に悩む彼女はある時、2人の霊媒と輪廻転生の思想に触れることで、今まで全く知らなかった未知の新しい世界に出会います。とまどいつつもここにはなにか「本当のこと」があると感じた彼女は数多くの本を読み漁ります。前世のこと、幽体離脱のこと、精霊のこと、そしてET(地球外生命)のこと…。自身もまた神秘的な体験を重ねる中で、その過程で起こる葛藤、苦しみ、悩み、そして喜び、楽しみ、幸福などを克明に記録しました。

本書に書かれた、世界観が揺らぐときに生じる生の感情は、普段心を隠しがちな私などにもぐッとくるものがあります。

ちなみに「アウト・オン・ア・リム」とは「危険を冒す。危ない橋を渡る」のことですが、本書ではさらに突っ込んで「“真理”を得るには枝の先まで危険を冒して登らなければならない」といった意味を持たせています。「真理」はただ座っていても手には入らない、立てそして手を伸ばせ、という事なのでしょうか。

最後にもう1人、人生の転換期を経て「不思議な」世界へと足を踏み出した方の本をご紹介したいと思います。

谷村新司さんの「谷村新司の不思議すぎる話」(マガジンハウス刊)です。

55歳の時の帯状疱疹で体調を崩されたのをきっかけに、もう一度この世界のことを学び直そうと決心されたという谷村さん、沢山の本を読み(巻末の参考文献は圧巻!です)、沢山の人と学んでいることをぶつけ合ったそうです。

驚きの「昴」誕生秘話から「不思議すぎる」日本のこと、からだのこと、音のこと…始めはちょっとびっくりするかもしれませんが、“ワンダー・フル(「驚き」に「満ちている」)”を合言葉に、思いきって不思議な世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

《コラムで紹介した商品》
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◆『富岡日記』
価格:2,500円+税
発売:みすず書房⇒詳細ページはこちら
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『アウト・オン・ア・リム』
価格:838円+税
発売:角川文庫⇒詳細ページはこちら
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『谷村新司の不思議すぎる話』
価格:1,400円+税
発売:マガジンハウス⇒詳細ページはこちら