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2014.04.20

書泉グランデ3階担当・小林利之の喜劇コラム 第12回 「続・社長洋行記」

「続・社長洋行記」

今回ご紹介するのは「社長洋行記」の続編です。
「社長シリーズ」は初期の数本を除いては全て“正編”と“続編”の形で封切られています。
正編が封切られてから1カ月後に、続編が公開されるパターンでした。
最盛期には年に4本が封切られるほど、人気のシリーズでした。

正編の「社長洋行記」ではアジア市場に活路を求めて製薬会社『サクランパス』の社長(森繁久弥)、
社長秘書(小林桂樹)、営業部長(加東大介)の3人が香港に飛びました。
社長はヘビ料理を食べてヘルペスになってしまったため、急遽日本に帰国。
秘書と営業部長の2人で営業しなければならない羽目に陥ったところで終わりました。

正編で、ヘビ料理を食べヘルペスになった社長が
何でも治る(はずの)自社の「サクランパス」を貼り、症状が悪化してしまう・・・という、
秘書・営業部長巻き込んでのドタバタなシーンがありますが、
続編でも、食事に関する注目のシーンがあります。
香港から帰ってきた社長(森繁久弥)が、昼食に出前のざるそばを食べる場面です。
社長は秘書(小林桂樹)と話しながらそばを食べますが、
そばを食べやすくする為に、秘書はハサミを持って横からそばをちょん切ります。
これは東宝サラリーマン喜劇の元祖「三等重役」で使われたギャグなんですね。
(ちなみに「三等重役」では、森繁が秘書役でした。)

香港に残された2人ですが、営業は中々うまくいきません。
それを見かねた社長は、病気が完治しないまま再度香港にやってきます。
営業がうまくいかない原因の1つが現地の案内役・坂田(フランキー堺)でした。
あやしい日本語を使い営業部長を連れまわしますが、結局は散々奢らされて仕事の話は進展しません。

ここで必見なのが、森繁とフランキー堺の絡みです。
森繁とフランキーの共演は、
森繁がコメディアンではない小林桂樹や加東大介と絡んだ際とはまた違った、
喜劇らしい雰囲気を醸しだしています。
森繁とフランキーは、東宝の「駅前シリーズ」で何作も共演しているため、
相性の良い、アドリブ満載の楽しい絡みが見れます。
本作は、森繁、小林、加東、のり平、フランキー、芸達者5人の掛け合いが十分に楽しめます。

★正編「社長洋行記」のコラムはこちら ←


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喜劇映画に魅了されてから30数年、ハナ肇とクレージーキャッツを人生の師と仰ぐ
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