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2013.12.31

書泉グランデ3階担当・小林利之の喜劇コラム 第2回 「幕末てなもんや大騒動」

「幕末てなもんや大騒動」

現在はドラマで人気のあるものは映画化となりますが、昔のTVコメディーも人気があると
映画化されていました。
「若い季節」しかり「スチャラカ社員」しかり。
そんな中で代表的コメディーの1つ日曜夜に放送されていた「てなもんや三度笠」も
大人気の中、映画化になりました。
東映で2作封切られた後、東宝で3作シリーズ化されました。
その東宝3作のうちの2作目が本作品になります。
監督が古澤憲吾というクレージー映画(特に植木さん)を確立させた立役者です。
この監督、僕も大好きな監督ですがとにかく画面からでるエネルギーがすごい!
明るさ、元気百倍の植木さんを目一杯引き出したのが古澤監督です。
そんな監督が大阪の老舗コメディー「てなもんや」を撮るというのですから
この違和感、すごい期待しちゃいます。
監督が映画を撮る際のこだわりとしてキーワードとして4つのことがあげられます。
それは「走る」、「歌う」、「空撮」、「軍艦マーチ」です。
まず「走る」植木さんも後日談として話していますが走る必要がない場面でも
「とにかく走れ!」と言われたそうです。とにかく走るシーンが多いようにかんじます。
本作でも珍念が走りだしたところでタイトルに入っていきます。
次は「歌う」。クレージー映画でも物語と関係なく歌が入る場面が多かったですが
今回も伊東ゆかりさんがうたってますね。
「空撮」古澤監督の映画のタイトルのバックは空撮がとても多いですね。
今回は時代劇ですが空撮やってくれましたよ。
流れるような空撮は違和感も少しありますがこれから映画が始まる高揚感を
沸き立たせてくれます。
最後は「軍艦マーチ」!これぞ古澤監督、これがでなくちゃ始まりません。
今回はチャンバラシーンで盛大に流れます。こんな時代劇ないですよね。
見事にてなもんやを古澤色で染め上げてくれました!ブラボー!拍手喝采です!!

映画の方は藤田まこと、白木みのるの他、財津一郎、南利明、原哲男など
TVレギュラーのお馴染みは顔を揃えてます。
財津一郎はいつもの役とは違い、坂本龍馬!ある意味新鮮でした。
新鮮といえば「てなもんや」にドリフターズが出演していることですね。
当時はぐんぐん人気があがってきていた若いドリフはベテラン喜劇陣の中で
溌剌として作品に活気をあたえてます。

古澤×てなもんやはこの1作だけ!話のタネにぜひご覧になってみて下さい!

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