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2013.07.02

「山担 星野のひとりごと」 私の好きな山旅 第5回 八ヶ岳

八ヶ岳 硫黄岳 2,760m

2013年5月2日~4日(夜行1泊2日)。

<1日目>
PM11:45、新宿駅発のムーンライトにて出発です。
途中小渕沢手前で、「前を走っていた貨物列車が鹿と衝突した」とのアナウンスがあり、びっくり。
おかげで予定より1時間程遅れてしまいました。

予約をしていたタクシーにて桜平ゲートまで行き、夏沢鉱泉を目指しました。
この時期は雪も多く、さらに早朝ということもあり、登山道もアイスバーンになり歩きづらかったです。


▲登山道でみつけたリトルスノーマン

しばらくして、視界に硫黄岳が見え隠れしてくると、すぐに夏沢鉱泉です。
夏沢鉱泉は、八ヶ岳の秘湯としても知られています。

雪上車がとまっている小屋の前でコーヒータイム。
小屋の前方は、北アルプス穂高連峰御嶽山の遠望がすばらしいです。


▲雪上車の置いてある夏沢鉱泉

次にオーレン小屋を通過し、夏沢峠へと向かいました。
この峠には2つの小屋が並んでいます。夏沢ヒュッテと山びこ荘です。


▲夏沢峠

夏沢峠は展望も良く、目の前に見える硫黄岳のダイナミックな爆裂火口壁は迫力満点です。


▲硫黄岳 爆裂火口壁

山びこ荘で、昼食としてラーメンを食べ、小屋の主人としばし雑談。
山びこ荘には、モモンガとヤマネが住み着いていて、
宿泊する人々の部屋にエサを求めて姿をあわらし、
かわいらしいしぐさをみせてくれるそうです。


▲モモンガ


▲ヤマネ

ヤマネやモモンガのポストカードが売っていたので、私も記念に数枚購入しました。
今度来る時は泊まってみたい山小屋です。

いよいよメインである硫黄岳山頂を目指し、急登を覚悟。
残雪とアイスバーンの登山道を慎重に登りましたが、強風と-8℃の気温には参りました。
山頂に着いても、あいにくガスが湧いていて、景色は何も見えませんでした。
早々と今日の宿泊地である本沢温泉に向けて下山開始。
夏沢峠に戻り、大休止となりました。

湯元本沢温泉は、標高2,150mの所にあり、日本最高所にある野天風呂でも有名です。


▲本沢温泉の看板


▲本沢温泉

山小屋と旅館をミックスしたような雰囲気で、創業130周年になるそうです。(2013年現在)
小屋で働く岩田さんと知り合いだったので、とても親切な接客をしていただき、
おまけに、コケモモの実を使った、めずらしい「コケモモジュース」をいただきました。
とてもうまかった。
山小屋自体は20時ごろに消灯してしまいますが、温泉は24時間入ることができるので、
持参したヘッドランプを付けて、入る方もいるようです。

<2日目>
翌日はいそがしく働く岩田さんに別れを告げ、ミドリ池のほとりにあるしらびそ小屋を目指しました。
しらびそ小屋は北八ヶ岳の標高2,097mの地にあり、
ミドリ池のすぐそばに立つロケーション的にすばらしい小屋でした。


▲しらびそ小屋

ここでコーヒーをいただきながら大休止。
しらびそ小屋は、写真などでその美しい景色をみて、前から訪れたかった場所でした。
実際訪れると、思っていた以上に感動しました。


▲ミドリ池に映る天狗岳

しらびそ小屋の周りは針葉樹林に囲まれ、近くのミドリ池では水面に映る天狗岳を楽しめます。
小屋の前は野鳥が次から次へと姿を見せてくれる為、バードウォッチャーにも人気のようです。
しらびそ小屋は、その周辺の景色の美しさはもちろん、
名物の厚切りトーストを目当てに訪れる、女性ファンが多いとのことです。

次に山旅の終着でもある稲子湯へ向かいました。
着いたのが12時頃だった為、昼食と温泉を楽しみました。
温泉もかけ流しで、少し熱めのいいお風呂でした。

ランチは『いのししカレー』なるものを頼んでみました。
いのししの肉がゴロゴロ入ったカレーで、良く煮込んでありビーフシチューのようでした。
こちらは1皿800円。美味です。

硫黄岳の頂きに着くまでは慌ただしかったですが、
後半はとても充実した気分にさせてもらえた旅でした。


▲本沢温泉2階よりの私のスケッチ

《コース紹介》※カッコ内は休憩なしで歩いた場合の所要時間です。
■1日目
【出発】桜平⇒(40分)⇒夏沢鉱泉⇒(45分)⇒オーレン小屋⇒(25分)⇒夏沢峠⇒(1時間10分)⇒硫黄岳⇒(1時間30分)⇒本沢温泉【到着】

■2日目
【出発】本沢温泉⇒(1時間10分)⇒しらびそ小屋⇒(1時間30分)⇒稲子湯【到着】
※帰りは稲子湯からバスで小海駅⇒JR新宿駅へ

《みどころ》
1、夏沢峠からの硫黄岳:大昔に火山の爆発で吹き飛ばされてできた、ダイナミックな爆裂火口壁。
2、本沢温泉:日本一標高の高い野天風呂と秘湯。ロケーション的に、いつまでもいたい気分になる。
3、ミドリ池としらびそ小屋:妖精が出そうな静かなところ。

《宿泊した施設の連絡先》
■本沢温泉さん(長野県南佐久郡南牧村)
TEL: 090-3140-7312

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